2020年公演情報 Concert Information
12月20日(日)開演15:00(開場14:30)
21日(月)開演14:00(開場13:30)
ひと足先に
作家として脂の乗り切った時代の井上ひさしの一人称小説『不忠臣蔵』(第20回吉川英治文学賞受賞)を、ふじたあさやの卓抜な演出によって劇化した話題の舞台です。また、その二人によって俳優として開花した中西和久による、師匠小沢昭一譲りの「語り芸」は、わが国の芸能の奥深さを堪能させてくれます。
井上ひさし没後10年、
説経節シリーズ『しのだづま考』(文化庁芸術祭賞受賞)『山椒大夫考』『をぐり考』に続くふじた・中西による珠玉のひとり芝居をお届けします。
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- 出演
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中西和久
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- 作
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井上ひさし
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- 演出
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ふじたあさや
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- 音楽
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高橋邦明
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- 照明
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田島康
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- 音響
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鈴木茂
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- 謡曲指導
- 津村禮次郎
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- 講談指導
- 神田松鯉
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- 舞台監督
- 松田光輝
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- 制作
- 月島文乃
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- 協力
- 井上事務所
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- 会場
- 川崎市アートセンターアルテリオ小劇場
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- チケット料金
- 全席指定
一般 4,000円
学生 2,500円
※両日ともに終演後、ふじた・中西両氏によるアフタートークを行います。
※未就学児入場不可
※今後、収容率に関する政府の制限が緩和された場合は、 間隔を空けるために売り止めしていたお席を販売させていただく可能性がございます。
※ステージと客席の距離は引き続き十分に取って参ります。
あらすじ
あの討入りから丸2年たった極月14日夜、ここは泉岳寺脇の小さな庵。蕎麦屋の亭主が人目をはばかりながら、庵主妙海尼を訪ねてきた。若い尼は堀部安兵衛の女房で、義士の墓守を日課としていた。蕎麦屋の亭主は、その尼から義士の物語を聞くことを、自らの仕事の励みにしているのだ。しかし、この二人、やがてはその正体が明らかになっていく。
見どころ聴きどころ
私が中西ファンなのは…演技の研鑽ぶりをたっぷり味わえる彼の芝居が楽しいからだ。観るたびに、その裏に積まれた長時間のさまざまな修行を垣間見て満足する。
この芝居にも新はラジオのDJから旧は講談、落語までその修行の成果がぎっしり詰まっている。だから、客席のみなさまには井上ひさし流のめくるめく筋だけでなく、中西の演技、ワザをこそ、ぜひ堪能いただきたい。(中山千夏・作家)
この芝居にも新はラジオのDJから旧は講談、落語までその修行の成果がぎっしり詰まっている。だから、客席のみなさまには井上ひさし流のめくるめく筋だけでなく、中西の演技、ワザをこそ、ぜひ堪能いただきたい。(中山千夏・作家)