2022年公演情報 Concert Information

2022公演はすべて終了しました。

演劇

京楽座「『不忠臣蔵』より酒寄作右衛門」

4月30日(土)開演18:00(開場17:30)
5月1日(日)開演14:00(開場13:30)
※両日ともに終演後、ふじた・中西両氏によるアフタートークを行います。

ひと足先に冥府(あのよ にまいっておる。かならずこの安兵衛を訪ねてくるのだぞ。よいな!

作家として脂の乗り切った時代の井上ひさしの一人称小説『不忠臣蔵』(第20回吉川英治文学賞受賞)を、ふじたあさやの卓抜な演出によって劇化した話題の舞台です。また、その二人によって俳優として開花した中西和久による、師匠小沢昭一譲りの「語り芸」は、わが国の芸能の奥深さを堪能させてくれます。
井上ひさし没後12年、 説経節シリーズ『しのだづま考』(文化庁芸術祭賞受賞)『山椒大夫考』『をぐり考』に続くふじた・中西による珠玉のひとり芝居をお届けします。

  • 出演
    中西和久
  • 井上ひさし
  • 演出
    ふじたあさや
  • 音楽
    高橋明邦
  • 照明
    田島康
  • 音響
    鈴木茂
  • 謡曲指導
    津村禮次郎
  • 講談指導
    神田松鯉
  • 所作指導
    古澤侑峯
  • 作り物
    おかめ家ゆうこ
  • 鳴り物
    松田光輝
  • 尺八
    高橋彗山
  • 題字
    赤松陽構造
  • 協力
    井上事務所/NPO日本朗読文化協会
  • 制作
    月島文乃
  • 会場
    川崎市アートセンター アルテリオ小劇場
  • チケット料金
    全席指定
    一般 4,000円
    学生 2,500円
    障がい者割引 3,500円

    ※未就学児の入場不可
    ※学生=小学生~大学生(要会場にて学生証提示)
    ※障がい者割引は川崎市アートセンターのみで取り扱い(TEL.044-955-0107)

あらすじ

あの討入りから丸2年たった極月14日夜、ここは泉岳寺脇の小さな庵。蕎麦屋の亭主が人目をはばかりながら、庵主妙海尼を訪ねてきた。若い尼は堀部安兵衛の女房で、義士の墓守を日課としていた。蕎麦屋の亭主は、その尼から義士の物語を聞くことを、自らの仕事の励みにしているのだ。しかし、この二人、やがてはその正体が明らかになっていく。

公演の見どころ聴きどころ

私が中西ファンなのは…演技の研鑽ぶりをたっぷり味わえる彼の芝居が楽しいからだ。観るたびに、その裏に積まれた長時間のさまざまな修行を垣間見て満足する。
この芝居にも新はラジオのDJから旧は講談、落語までその修行の成果がぎっしり詰まっている。だから、客席のみなさまには井上ひさし流のめくるめく筋だけでなく、中西の演技、ワザをこそ、ぜひ堪能いただきたい。(中山千夏・作家)

関連URL

京楽座 HP:http://www.kyorakuza.com/

  • 京楽座「『不忠臣蔵』より酒寄作右衛門」イメージ
  • 京楽座「『不忠臣蔵』より酒寄作右衛門」イメージ2
  • 京楽座「『不忠臣蔵』より酒寄作右衛門」イメージ3
  • 京楽座「『不忠臣蔵』より酒寄作右衛門」イメージ4