2023年公演情報 Concert Information

演劇

劇団民藝公演「ある八重子物語」

4月29日(土・祝)開演13:00(開場12:15)

コロナの時代、こんな時こそ井上ひさし

民藝初登場の井上作品は、東京の花街・柳橋で暮らす人々の哀歓を爽やかに描く喜劇です。劇団ならではのアンサンブルを活かしながら、篠田三郎、有森也実を客演に迎え、華やかで明るい舞台を川崎の皆さまにお届けします。

coming soon

  • 井上ひさし
  • 演出
    丹野郁弓
  • 出演
    篠田三郎(客演)、有森也実(客演)
    千葉茂則、塩田泰久、別府康子、吉田陽子
    桜井明美、中地美佐子、藤巻るも ほか
  • 会場
    川崎市麻生市民館 大ホール
  • チケット料金
    全席指定
    一般:5,000円
    U25席:2,000円

    ※未就学児の入場不可
    ※U25席=25歳以下または学生(要会場にて身分証提示)

  • 演目
    1幕 40分
    休憩10分
    2幕 1時間10分
    休憩10分
    3幕 40分
    合計2時間50分

    神田川が隅田川へと流れこみ、花街として栄えた柳橋。舞台は、1941(昭16)年から敗戦直後の1946(昭21)年にかけての柳橋・古橋医院。ここに集う人びとは、水谷八重子に心酔する古橋健一郎院長を筆頭に、事務方、看護婦、女中まで全員が大の新派マニアばかりです。彼らが聞き手になると、患者の身の上話もたちまち「婦系図」風の筋書きになってしまいます。何かといっては庶民にたかりを繰り返す巡査や、芝居にのめり込みすぎる新派の女形の登場で医院はてんやわんや。そこへ空襲で焼け出された芸者置屋が移ってきて芸者衆の出入りがしきり。八重子そっくりの「音楽のような声」をもつ柳橋生まれの芸者・花代もあらわれ、院長先生のこころは大いに揺れ動きます。はたまた論文「女形の研究」に熱中するあまり、うっかり入営日に寝過ごし徴兵忌避者になってしまう大学生もからんで……。

公演の見どころ聴きどころ

「世の中が今より少しでもましになりますように」という新劇の精神に共感し女優を志した初代・水谷八重子。その芸は戦前・戦中・戦後をとおしていつも市井の人々に寄り添いつづけました。ご存じ『滝の白糸』『婦系図』など新派の名作パロディをからませながらすすむ物語は、井上ひさしの「八重子」に対する熱烈なラブレターでもあり、演劇を愛するすべての人たちに対する応援歌ともいえるでしょう

出演者プロフィール

篠田三郎(しのだ・さぶろう) 
1965年、大映映画の東京撮影所第18期ニューフェイスに合格し、66年の池広一夫監督「雁」でデビュー。70年「高校生番長」で初主演し、以後シリーズ化された。71年には関根(現・高橋)恵子と共演した映画「高校生心中・純愛」がヒット。73年から74年にかけて放送された「ウルトラマンタロウ」の主人公・東光太郎役で幅広い層の人気を得る。「立花登 青春手控え」や、「水色の時」、「京、ふたり」や大河ドラマ「信長」「花の乱」「秀吉」などドラマに数多く出演。主な映画出演作は「金閣寺」(76)、「遠き落日」(92)、「郡上一揆」(2000)、「接吻」、「山桜」(08)、「白夜行」、「TAKAMINE」(11)など。 76年の初舞台『恋ちりめん』いらい舞台出演作も多く、『枯れすゝき』野口雨情(92年〜00)、『雪国』島村(01〜03)、『細雪』貞之助(01〜12)、『昨日までのベッド』ヴィクター(04〜06)、『喝采』フランク・エルジン(05〜07)、『日本の面影』小泉八雲(06〜09)、『三丁目の夕日』倉田八郎(08)、『旅館華村 若女将』(11)、『二番街の囚人』(22)など。 民藝での出演は『八月の鯨』マラノフ(13〜14)、『SOETSU』柳宗悦(16〜18)、『闇にさらわれて』クリフォード・アレン卿(19)、『ある八重子物語』古橋健一郎(20〜23)、「 篠田三郎・樫山文枝文学の夕べ 第1部「山桜」」(21〜23)。2020年1月より劇団民藝青山事務所所属。
有森也実(ありもり・なりみ)
神奈川県横浜市出身。雑誌モデルとして活躍後、86年に映画「星空のむこうの国」で映画デビュー。同年には映画「キネマの天地」(監督:山田洋次)のヒロイン役で、第29回ブルーリボン賞新人賞、第10回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し注目を集める。その後も、テレビ、CM、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍している。主な作品に「新・仁義の墓場」「育子からの手紙」「五つ星ツーリストTHE MOVIE」などの映画や、大河ドラマ「翔ぶが如く」「秀吉」連続テレビ小説「あすか」「ゲゲゲの女房」(以上NHK)、「五つ星ツーリスト」(YTV)、「東京ラブストリー」「南くんの恋人〜my little lover」(共にCX)、「模倣犯」(TX)ほか、ドラマに多数出演。 舞台出演は、森光子主演の『放浪記』悠起(2003〜09年、378ステージ)、『華岡青洲の妻』(97)、『私のなかの見えない炎』(00)など多数、最近では『七変化 ねずみ小僧捕物帳』『あずみ〜戦国編〜』(16)などに出演。 民藝公演への出演は『ある八重子物語』花代(20〜23)。井上ひさし作品への出演は、『頭痛肩こり樋口一葉』樋口夏子〈一葉〉(1999・2003)、『シャンハイムーン』許広平(10、丹野郁弓演出)に続き3作目。

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