2023年公演情報 Concert Information

2023公演はすべて終了しました。

クラシック

東京交響楽団 指揮:小林研一郎 ピアノ:黒木雪音〜爽やかグリーンコンサート〜

5月7日(日)開演15:00(開場14:15)

炎のコバケンに第17回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第3位入賞の黒木雪音が贈る

風薫る新緑に相応しい名曲コンサート。中欧(中部ヨーロッパ)が生んだクラシックの名曲で構成。5月のヨーロッパは百花繚乱の季節。その中でもドイツ音楽とは一味違う、抒情性に富んだハンガリー(リスト)とチェコ(ドヴォルザーク)の名曲を楽しんでいただくコンサートです。あたかも中欧から5月の風がしんゆりに吹き込んだきたかのよう。川崎市が2024年の市制100周年に向けて取り組んでいるグリーン運動にもマッチした命名と内容で贈ります。

※開場時間を14:30から14:15に変更しました。

  • 出演
    指揮:小林研一郎
    ピアノ独奏:黒木雪音
    管弦楽:東京交響楽団
  • 会場
    昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ
  • チケット料金
    (税込)
    全席指定
    S席:5,500円
    A席:4,500円
    B席:3,500円
    U25席:2,000円

    ※未就学児の入場不可
    ※U25席=25歳以下または学生(要会場にて身分証提示)

  • 曲目
    ベートーヴェン:エグモント序曲
    リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
    ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調

公演の見どころ聴きどころ

言うまでもなくクラシック界の巨匠小林研一郎が2014年以来9年ぶりにアルテリッカに登場する。コバケンのドヴォルザークは定評があり、8番は9番「新世界より」とならんで、是非聴きたいシンフォニー。演奏機会の多い9番よりももっと抒情性に富むという声も多い。ピアニストは2022年にダブリン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝と、続けてリスト・ユトレヒト(旧リスト国際ピアノコンクール)で優勝の2冠に輝き、さらに本年2023年3月には第17回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールにおいて第3位を受賞した若き俊英、黒木雪音がそのリストを弾くというまたとない曲目だ。黒木は昭和音大大学院修了(2023年3月)、若いがステージで堂々とした存在感がすでにある。

出演者プロフィール

小林研一郎(こばやし けんいちろう)
“炎のコバケン”の愛称で親しまれる日本を代表する指揮者。東京藝術大学作曲科、及び指揮科の両科を卒業。1974年 第1回ブタペスト国際指揮者コンクール第一位、及び特別賞を受賞。2002年プラハの春音楽祭では東洋人初のオープニング「わが祖国」を指揮して万雷の拍手を浴びた。
これまでにハンガリー国立フィル、チェコ・フィル、アーネム・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立放送フィル、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、ロンドン・フィル、ハンガリー放送響、N響、読響、日本フィル、都響等の名立たるオーケストラと共演を重ね、数多くのポジションを歴任。
ハンガリー政府よりハンガリー国大十字功労勲章(同国で最高位)等、国内では旭日中綬章、文化庁長官表彰、恩賜賞・日本芸術院賞等を受賞。
作曲家としても数多くの作品を書き、1999 年に日本・オランダ交流 400 年記念の委嘱作品、管弦楽曲『パッサカリア』を作曲、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されると、聴衆から熱狂的な喝采を以て迎えられた。同作品はそれ以降も様々な機会に、アシュケナージ指揮N響、小林研一郎指揮日本フィル等で再演されている。
2005年、社会貢献を目的としたオーケストラ「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を設立、以来全国にて活動を続けている。
CD、DVDはオクタヴィア・レコードより多数リリース。著書に『指揮者のひとりごと』(日本図書協会選定図書)等がある。
現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィル・名古屋フィル・群響桂冠指揮者、読売日響特別客演指揮者、九響名誉客演指揮者、東京藝術大学・東京音楽大学・リスト音楽院名誉教授、ローム ミュージック ファンデーション評議員等を務める。
HP:http://www.it-japan.co.jp/kobaken/
黒木雪音(くろき ゆきね)
7歳でオーケストラと共演をし、日本はもとよりヨーロッパ等国内外で演奏活動を行う。2022年5月、ダブリン国際ピアノコンクール(アイルランド)において日本人として初めて優勝。9月、リスト・ユトレヒト(オランダ)優勝。本年2023年3月には第17回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールにおいて第3位を受賞。これまでにショパン国際ピアノコンクール in ASIAプロフェッショナル部門金賞。ピティナピアノコンペティション全国決勝大会特級銀賞、G級金賞、福田靖子賞(第1位)。ドヴァリョーナス国際青少年コンクール(リトアニア)グランプリ及び全部門総合優勝、ハノイ国際ピアノコンクール(ベトナム)第1位、国際青少年フェスティバルコンクール“アスタナ・ピアノ・パッション”(カザフスタン)第1位、浜松国際ピアノアカデミーコンクールにてモストプロミッシングアーティスト賞、岩谷時子賞Foundation for Youth受賞。関ジャニ∞THEモーツァルト音楽王No.1決定戦優勝(2連覇)。
これまでに東京交響楽団、東京ニューシティ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、アイルランド国立交響楽団、イスラエルフィルハーモニー管弦楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 リトアニア国立交響楽団、ポーランドシレジアフィルハーモニー交響楽団、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ等と共演。
千葉市芸術新人賞受賞、千葉県教育奨励賞受賞、千葉県県議会児童・生徒表彰、千葉市教育文化スポーツ功労者表彰5年連続受賞。昭和音楽大学卒業。2023年3月、昭和音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了、現在、昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミー在籍。江口文子氏に師事。
東京交響楽団
1946年、東宝交響楽団として創立。1951年に改称し、現在に至る。
2004年7月より、川崎市のフランチャイズオーケストラとしてミューザ川崎シンフォニーホールを拠点に定期演奏会や特別演奏会を開催し、市内での音楽鑑賞教室や巡回公演、川崎フロンターレへの応援曲の提供など多岐にわたる活動を行う。川崎市文化賞、文部大臣賞をはじめとする日本の主要な音楽賞の殆どを受賞。新国立劇場では開場時からレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当し、教育面では「0歳からのオーケストラ」などが注目されている。海外公演も多く、ウィーン楽友協会を含む58都市78公演を行っている。
日本のオーケストラとして初の音楽・動画配信サブスクリプションサービスや、VRオーケストラ、電子チケットの導入などITへの取組みも音楽界をリードしており、2020年ニコニコ生放送でミューザ川崎シンフォニーホールからライブ配信した無観客演奏会は約20万人が視聴、2022年には史上最多45カメラで《第九》公演を配信した。2020年には「マッチングギフトコンサート」が川崎市の支援のもと開催され、自治体とオーケストラによる前例のない取組が注目を集めた。
2014年シーズンより第3代音楽監督に就任した音楽監督ジョナサン・ノットとともに、日本のオーケストラ界を牽引する存在として注目を集めている。「モーツァルト 演奏会形式オペラシリーズ」、ミューザ川崎シンフォニーホール開館15周年記念公演《グレの歌》に続き、2022年「R.シュトラウス コンサートオペラシリーズ」第1弾の《サロメ》は音楽の友誌「コンサート・ベストテン2022」で日本のオーケストラとして最高位に選出されるなど各メディアで絶賛された。
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  • 小林研一郎
    ©山本倫子
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    ©T.Tairadate/TSO