劇団民藝「海霧」
原作は『挽歌』で知られる原田康子が自身の一族をモデルに書き上げた吉川英治文学賞受賞の長編大河小説。同じく北海道在住の劇作家、小池倫代により待望の舞台化が実現。壮大なスケールで展開する人間ドラマは、現代の私たちに圧倒的な感動を呼び起こします。樫山は平出さよ役で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞しました。
5月5日(火・祝)14:00開演(13:30開場)
- 出演
- 樫山文枝、伊藤孝雄、桜井明美、中地美佐子
- 会場
- 川崎市麻生市民館ホール
- 全席指定
- 5,000円
【 あらすじ】
明治の初め、新天地への夢を求めて佐賀から釧路へと渡り、海産物をあつかう店を開いた平出幸吉と妻・さよ。やがて隆盛を極めた平出商店の悩みの種は、跡取りである男まさりの長女リツと婿・修二郎との不仲でした。孫の千鶴の誕生したことで、これからは順風満帆と思えたのも束の間、平出家には次々に荒波が押し寄せます。過酷な風土のなかで明治・大正・昭和を生き、一族を守り続けたさよの胸には、いつもあの「深い霧」があったのでした・・・。